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「森沢典子さんからのメール」等

2004-03-10

パレスチナ連帯・札幌代表 松元保昭さんの通信をお届けします。
エコろじーでも紹介している森沢典子さんのメールが載っています。
その森沢さんの講演会が、3月20日(土)に札幌で開かれる予定です。
これについては、また別途ご案内いたします。

・・・・・・・・・・・・
こんにちわ
土井敏邦さんは、先月24日イラクから無事 帰国されました。
TV放映の準備、「Days Japan」創刊の追いこみなど仕事が
山積みなのに札幌にきてくださいます。13日「土井講演」は
多くの人に聞いていただきたいと思います。(下記に案内欄)
以下は森沢さんのメール転送です。後半に、板垣雄三さんの
賛同文も載っています。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

最近メールが来ないね・・・とお便りをいただきました。
すみません。

私からお送りするメールは、うんざりしちゃうような
重くて辛いものばかりなので、送るときに毎回毎回
ものすごく悩みます。
何だか皆さんを傷つけているような気持ちになるのです。

だから時々、あまり送り過ぎないようにしよう・・・と
自制したりします。

けれども知っている事を、私のところで止めてしまっていることも
とてもひどいことをしているようで苦しくなります。

また逆に、みなさんからいただくお便りに、
「ただ受け取るだけ」であることを謝ってらしたり、
ご自身を責めている方もいらっしゃいます。

でも知ることを避けないで読み続けるということは
ものすごいエネルギーを必要とすることだと思います。
だから毎回黙って受け取ってくださっていること、とっても
感謝しています。

いつもいつもありがとうございます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さて、そんなわけで残念ですが今回もまた重たい内容の
メールをお送りします。

皆さんは「バヌヌさん」ってご存知ですか?

モルデハイ・バヌヌさん。
イスラエル人の方です。

バヌヌさんは、かつてイスラエルのディモナ工場で
働いていました。
そしてある日、自分が働いている工場が「核兵器工場」
であることに気づいてしまうのです。
そして「自分は一工員としてこのまま黙って働き続ける
べきなのか・・・」と葛藤した末、上司と折り合えず解雇されて
しまいます。

その後イギリスに渡り「サンデー・タイムズ」にイスラエルの
核開発について情報を提供しました。
やめる直前に自ら撮った、たくさんの工場内の
証拠写真と共に。

86年のことでした。

そのニュースは世界をとどろかせますが、バヌヌさんは
イスラエルの情報機関「モサド」諜報員によってローマに
連れ出されホテルの一室で薬物を打たれ拉致されてしまいました。

イスラエルに連れ戻されたバヌヌさんは、そのまま
秘密裁判にかけられ「国家反逆罪」で、もう18年近くも
投獄されたままです。
しかもそのうち11年半は独房に入れられていました。
世界中の「民主主義」を名乗る国中で、最も長い時間
独房生活を強いられた人物だと言われています。

そのバヌヌさんがいよいよ今年4月中旬に釈放を控えています。
けれども釈放後も彼は自由な生活を得ることが出来ないかも
しれません。
イスラエル政府が「国家機密」の流出を恐れ、バヌヌさんに
さまざまな制約を課そうと動いているからです。

北朝鮮の話をしているのではありません。

かつてイスラエルの核開発について査察を申し出たアメリカの
大統領がいました。
ケネディ大統領です。
けれどケネディ大統領は殺されてしまいました。
次のジョンソン大統領から現在のブッシュ大統領に至るまで
誰もイスラエルの核開発について査察を申し出るような
ことはしませんでした。

そしてこのことは日本でもほとんどニュースになっていません。
何故でしょう?

けれども昨年6月にイギリスのBBCワールドで「イスラエルの秘密兵器」と
いうドキュメンタリー番組が制作され世界中で放映されました。
私は昨年9月に広島のアムネスティひろしまグループ主催で
私の講演を企画していただいたときに、プログラムの中で
その番組の日本語吹き替え版を見せていただきました。

ある女性記者の渾身の取材で、こうしたアメリカとイスラエルの
「核の二重基準」に対する突っ込み方、それをかわそうとする
両国の政府たちの詭弁、奇行に唖然としてしまいました。
フィクションの映画を見ているかのようでしたが
紛れもない現実であることが何より恐ろしかったです。

実際にBBCはこの番組を制作、放映したことでイスラエル政府から
「今後のインタビュー拒否」の宣告を受けてしまいました。

番組の中で、すっかり年をとったバヌヌさんの姿がありました。
大きな権威によって徹底的に人生を奪われ踏み潰されてしまった
バヌヌさんが、18年近く経った今も自分の起こした行動を後悔せずに、
毅然と向き合っている姿に本当に心を揺さぶられました。

そのバヌヌさんが本当の意味で釈放され、自由を得ることなしに
私たちはどんな「核」の問題とも向き合っていくことは出来ないように
思いました。

だから、まずバヌヌさんのことをたくさんの方たちに
知っていただいて、話題にしていくことが必要だと感じ
この度バヌヌさんに関する講演会と、BBCが制作したこの
「イスラエルの秘密兵器」の上映会を企画しました。

講師には、99年からバヌヌさんと文通を続け、ずっと支援をしていらっしゃる
アムネスティ・ひろしまグループの野間伸次さんをお呼びしています。

アムネスティ・インターナショナル日本も主催として加わってくださいました。

下記に上映会、講演会の詳細を貼り付けていますので、
お誘い併せの上ぜひいらっしゃってください。

                           森沢典子
講演会&ビデオ上映会● 『VANUNU』は
■日時:3月7日(日)ですので、案内は省略いたします。

「中東でヒロシマを繰り返さないために・・・」
バヌヌ氏の言葉に動かされました。
日本のヒバクシャたちが願い続けたこと。それこそが「二度とヒバクシャを作らな
い」でした。しかし今や、世界中にヒバクシャがいます。
映画『ヒバクシャ−世界の終わりに』では、現代に生きる世界のヒバクシャの声を記
録しました。そして更に、この『VANUNU』という作品の上映会が、核がいかに
不毛であるか、核時代に生きることの意味を改めて考えていくための一歩となる
ことを願っています。(森沢)

引き続くメールは、同会に対する板垣さんの賛同文です。

**** 板垣雄三 ****

イスラエルのうち続く占領・入植、「壁」建設、パレスチナ人抑圧は、国際社会の深
く憂慮するところですが、イスラエルの核武装は「公然の秘密」とされながら、それ
を直接問題にすることはタブー視されてきました。インド・パキスタンの核保有や北
朝鮮・イラン・リビアの核開発がこれだけ問題にされ、「大量破壊兵器隠匿疑惑」で
イラクの政権転覆まで強行されたというのに、です。
これからの世界にとって、イスラエルの核は避けて通れない問題です。
良心の囚人モルデハイ・ヴァヌヌに思いを寄せることは、ヒロシマ・ナガサキ・
第五福竜丸の体験をもち、いま劣化ウランの影響が心配されるイラクに
自衛隊を派遣した日本にとって、また朝鮮半島の非核化をめぐり六者協議が
行われている東アジアにとって、いよいよ大事なことになってきました。
_______
     <13日の集会案内>(転送大歓迎)

イラク戦一周年に際して、反戦争、反軍事侵略、自衛隊派遣反対と
即時撤退の立場から、イラク・パレスチナの現状に焦点をあて、
アメリカ,イスラエルが主導する「反テロ戦争」の実態に迫り抗議する
集会にします。

土井敏邦さんは長年パレスチナを取材し、いま広河隆一さんと共に
「Days Japan」創刊に懸命です。この2月、約一ヶ月のイラク現地
取材をしており最新映像を提供してくれると思います。
土井さんも初めての札幌で、張り切っておられます。是非、一人でも
多くの方に呼びかけていただきたいです。

<イラク戦一周年  自衛隊派兵反対>
『軍事占領下のイラク・パレスチナ―「反テロ戦争」の実態―』
〔講演とスライド〕
 講 師 土井敏邦(フォトジャーナリスト)
 日 時 3月13日(土)午後6時開場 午後6時30分開演
 場 所 かでる2・7 520号室
 入場料 1,000円(大学生500円、高校生以下無料)
 主 催  パレスチナ連帯・札幌(011−882−0705松元) 
*賛同人、賛同団体を募っています。ご連絡お待ちしています。
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パレスチナ連帯・札幌 代表 松元保昭
電話番号 011−882−0705
E-Mai:y_matsu@yahoo.co.jp
振込み口座 : 東京三菱銀行 札幌支店 普通4147469
 
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