「狂牛病」の真相…「真因」はミネラル異常だった!
2004-02-01
「狂牛病」の真相…なぜ真相が隠され続けているのか?
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実は、これも「真因」は
ミネラル異常だった!
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●プリオン病因説は、間違っている!
「狂牛病(ウシ海綿状脳症)」が初めて記録されたのは、いまから20年前('84年)のこと。翌'85年からイギリスは「狂牛病の悪夢」にうなされ、そして2000年秋にはヨーローッパ全土を「狂牛病大パニック」が襲った。日本で初めて狂牛病が発症したのは2001年9月。一時は全国で「狂牛病狂騒曲」が吹き荒れたものの、やがて沈静化していった。ところが最近アメリカで狂牛病が発生するや、再びこの問題に注目が集まっている。しかしこれだけ世を騒がせ、人騒がせな狂牛病でありながら、いまだになぜか「原因」も「感染ルート」も未確定のままなのだ。
いったいなぜ、やっかいなこの狂牛病は、あいまいであり続けるのか。原因解明の科学的な研究が、まだあまり進んでないのだろうか? それとも?
この疑問については、結論からずばり言ってしまったほうがいいだろう。そもそも「プリオンそのものが、狂牛病の真因ではなかったのだ」と。
●狂牛病の「病原体」は?
感染すると百%の死が待つ奇病「狂牛病」は、最初は遺伝病と考えられていた。が、やがて感染症と考えられるようになり病原体探しが始まったものの、病原となるどんなウィルスも微生物も、全く検出されなかった。
そんななか1978年、羊の海綿状脳症・スクレイピーの研究者パトリシア・マーツ女史(米)が、奇妙なタンパク質の塊を発見、ついに犯人らしきものを突き止めたが、なんと驚くべきことに、それには遺伝子がない。狂牛病の「最有力犯人候補」とも言うべきこの病原体は、煮ても焼いても凍らせても死なない、不死身の物質だったのだ。
そこに登場したのがスタンリー・プルシナー博士(米UCLA)。野心的で自己宣伝の巧みな彼は、奇妙なタンパク質のこの塊を「プリオン」と命名した。そしてプルシナーは、「スクレイピーはウィルスでなく、プリオンが病原体となって伝染する」と主張した。1982年のことだった。
以後、狂牛病の原因は「プリオン原因説」にとほぼ傾いた。ところがその後の研究の結果、健康な動物は本来「正常なプリオン」を作っていて、それが何かのきっかけで「異常なプリオン」に変質することが分かった。
つまり生き物は最初からプリオンを持っていることが判明したわけで、決してプリオン自体が病気を引き起こすわけではない。問題は、「プリオンがなぜ変質し、異常化するのか」ということであって、そのことが改めて問われだしたのだ。
人間を含めた健康な生き物の体の中に最初からプリオンが存在している以上は、プリオンが「感染」し、どんどん「自己増殖」していくという言い方は、もはや通用しない。というのも、プリオンは「自己増殖」するわけではなく、しかもプリオンが生物でない以上、「感染」するわけでもないからである。
●狂牛病が人間にも「感染」?
にもかかわらず、いまだに狂牛病には、ある特定の「病原体」による「感染」といったイメージがまとわりつき、そしてその「感染ルート」として、肉骨粉等々が追いかけられ続けている。しかし、この「犯人探し」はいまだに成果を上げることもなく、結局狂牛病の真の原因はうやむやのままだ。
そして狂牛病発生のニュースが流れるたび、ただ訳の分からない不安とパニックだけが湧き起こっている。
狂牛病がこれくらい恐れられている理由は、それが人間にも「感染」すると考えられているからだろう。つまり、「狂牛病に罹った牛の肉を人間が食べると、新変異型クロイツフェルト・ヤコブ病に罹る」と…。
●ミネラル異常が「狂牛病」の原因
(…と数々の研究や調査が立証しつつあるのに、
なぜかこの重大事実は封印されています。いったい、なぜ?)
■ 狂牛病は、マンガン過剰と、
■ 銅、セレニウム、鉄、亜鉛の不足から発症する!
さて、この「笑む」のテーマは「微量ミネラル」なのだから、これ以上「狂牛病騒動」に触れるのは止すことにして、さっそく「狂牛病とミネラルの関係」を考えてみることにしよう。
そして、これまた結論からずばり、
「ミネラル異常が、スクレイピーや狂牛病、新異変型クロイツフェルト・ヤコブ病などの海綿状脳症を引き起こす重要な役割を果たしている」
と、まず言っておきたい。
このことに最初に着目したのは、イギリスの農学者マーク・パーディだった。
有機牧場を経営していた彼は、近隣の牧場の牛が次々と狂牛病で倒れているというのに、自分のところではいっこうに発病の兆候が現れない。いったいなぜなのか? ふと抱いたそんな疑問から調査を始めてみたところ、驚くべき事実が次々と明らかになってきたのである。
パーディが自分の牧場と隣の牧場との違いについて調査してみたところ、決定的に違っていたのは「殺虫剤の使用状況」だった。イギリスではウシバエ防除のために「フォスメット」のような殺虫剤の大量散布を牧場主に義務づけていたのだが、その結果、殺虫剤によるマンガン過剰と、牛の体内の微量ミネラル欠乏が異常なくらいに進んでいたのだった。
しかしパーディは、殺虫剤の大量散布を拒んでいた。
わずかな事例をもって原因を特定するのは科学的ではない。というわけで、パーディたちはその後、調査対象地域を広げていった。つまり、スクレイピーやクロイツフェルト・ヤコブ病など海綿状脳症が多発している地域の調査を次々と開始したのだ。
その経緯と調査結果に関しては、『狂牛病〜プリオン病因説は間違っている』(工学社刊・佐藤雅彦訳)に詳しく学問的に述べられているが、その結論を簡潔に言い切れば、海綿状脳症が多発している地域(米国コロラド州・アイスランド・スロヴァキア等)では、マンガン過剰と、銅、セレニウム、鉄、亜鉛など微量ミネラルが極端に欠乏していることが、歴然と判明したのである。
●「仮説」を発表はしたものの…
これらの調査結果を踏まえ、パーディは新しい仮説を発表した。
「スクレイピーや狂牛病、クロイツフェルト・ヤコブ病などの伝染性海綿状脳症の発症は、プリオンよりも上位の生化学的段階で遺伝子の関与があると考えられる。つまり、ミネラル異常という環境要因こそが根本的な原因になっている」と…。
パーディがこれを発表したのは、1996年のこと。最初はほとんど無視されたものの、やがてこの仮説を高く評価する学者たちが現れ、かつこれを裏付ける新事実がいくつも登場してきた。
となれば、「狂牛病=異常ミネラル原因説」が急浮上して当然というのに、決してそうはならなかった。それどころか、彼がこの仮説を世に出したとたん、相次いで彼の周辺に「不幸」が起こり始めたのである。
まず、パーディの仮説を評価し擁護してくれていた獣医と弁護士が不審な交通事故で死亡、次に雇った弁護士も衝突事故に遭った。また彼の記事が英国の新聞「インディペント」に掲載された直後、自宅の電話線が切断され、その結果、他の新聞社やテレビ局からの取材申し込みに全く対応できなくなってしまった。
このほか、自宅に放火され全焼してしまったり、学術文献等を保管していた大事な書庫も焼かれ、さらにパーディが講演に出向くとき、絶えず不審者の追跡を受け続けている。
パーディは日本の有志からも招待され、各地で講演会がもたれたが、その当時あれだけ狂牛病が大きな問題になっていながらも、パーディの講演を報道するマスメディアはほとんどなかった。そこには明らかに、ある種の力が働いていた。彼の仮説が広まってはまずかったからで、「狂牛病」は「プリオン説」のまま推移したほうが都合が良かったからであろう。
●諸問題の背景に潜むもの
いったいなぜ? 考えうることは、原因を不明のままにしておけば、誰のせいにもできないからだ。しかしもし、ミネラル異常が「真因」であることがはっきりしたら、そうした環境を生み出した企業や政策そのものが問題視される。まず責任を問われるのは、農薬(殺虫剤・殺菌剤・除草剤)では世界一の多国籍企業シンゲンタ社であり、その殺虫剤の大量散布を法律で義務づけた政府であろう。
そしてこれは、決してイギリスだけの問題ではない。先進国のほとんどが、農薬の大量散布を推進しているからだ。しかもさらに重大な問題は、その結果、「狂牛病」以外にも似たような奇病が次々と生み出されていることだ。その意味で、「アメリカでも狂牛病が!」と驚くのはおかしな話で、アメリカには狂牛病の親戚?ともいうべきアルツハイマー患者が、何と400万人もいるのである。
もちろん日本でも、環境汚染やミネラル欠乏が、さまざまな深刻な問題の背景に潜んでいる。が、この問題に触れると、それこそ書きたいことがきりなく出てきてしまうため、「狂牛病とミネラルの関係」に戻ることにしよう。まずは、パーディの仮説を裏付ける数々の新事実に関して…。
●封印され続ける新事実
ケンブリッジ大学で化学を研究しているディヴィッド・ブラウン博士は、脳細胞のタンパク質に含まれている銅がマンガンに置き換わり、その結果、正常なタンパク質がプリオンに変化することを立証した。
もしイギリス政府が本当に狂牛病の解決を願っていたとしたら、これは実はものすごい研究成果だった。
ところがブラウン博士は、この発表直後に研究資金を打ち切られ、研究は中止に追い込まれてしまった。
パーディは発病のメカニズムに関して、「銅が欠乏してマンガンが過剰だと、牛がまだ胎児のときに、中枢神経のタンパク質が狂牛病や新型クロイツフェルト・ヤコブ病の病変部のような異常タンパク質(すなわちプリオン)に変質する」と言っていたのだが、このことをブラウン博士が、見事に立証したのに…である。
こうして、パーディの仮説はあえて抑え込まれ続けている。またイギリスのランカシャー保険局のジョージ・ヴェンター氏も『英国医学雑誌』で、「狂牛病の牛の肉を食べると新型クロイツフェルト・ヤコブ病になる」ことを批判・否定する論文を発表しているのに、いまだにバカげた「吉野屋の牛丼騒動」が起こっているのだ。
パーディの仮説によれば、狂牛病が人間に「感染」するのではなく、牛も鹿も羊も人間も、マンガン過剰の環境と、銅などの微量ミネラルが体内に欠乏するときに、海綿状脳症になってしまうと指摘しているのだ。
●残された道は「自己防衛」
そして、このことのほうがはるかに怖い。なぜなら、いま私たちの生きる環境は、殺虫剤、除草剤、殺菌剤、化学肥料によるマンガン過剰と、その土地で作られる食べ物の極端なミネラル欠乏に脅かされているからだ。こうした状況が放置され続ける限り、得たいのしれない奇病難病がますます大きく広がっていくにちがいない。
となると、もはや「自己防衛」しか選択肢は残されていない。つまり、過剰なマンガンは、免疫力を高めることによって排泄すればいいし、人体の健康に不可欠な微量ミネラルは、食べ物以外から摂取することだ。
もしも「狂牛病」に「プリオン」という役者が登場してこなかったら、これほどの大騒ぎにはならなかったことだろう。しかしその代わり、農薬依存の農業や、殺虫剤、殺菌剤、化学物質漬けの暮らしが問題視され、別のパニックが起こったかもしれない。
狂牛病問題が、いま私たちに突きつけているのは、微量ミネラルが極端に欠乏した結果の怖さだ。異常プリオンは、環境と体内のミネラル異常の成れの果てだから恐れるに足らず。私たちがいま恐れるべきは、微量ミネラルの異常な欠乏という事実なのだ。
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