「超ミネラル」が「医療革命」を起こす●野島博士に聞く
2004-02-01
「超ミネラル」が「医療革命」を起こす●野島博士に聞く
「超ミネラル」が「医療革命」を起こす
*病気の原因はミネラル欠乏症*
●野島医学博士に聞く●
ガンをはじめ、さまざまな病気や難病を「超ミネラル」を用いて改善・治癒し、いま熱い脚光を浴びている医師、野島尚武さん…。いったいなぜミネラルは、そのようなミラクルパワーを発揮してくれるのか、そして今後の課題は? 今号では、話題の野島医師を訪問し、インタビューを通してずばりお答えいただいた。
(文責・稲田)
●● 野島さんがミネラルに着目されたのには、何か大きなきっかけがあったのでしょうか。
野島 ある方が私のところにやってきましてね、「この水を飲むとガンが治ってしまうんだけど、なぜ治ってしまうのか、その理論的な説明はできないものか」と相談を受けたものですから、そこで私も興味を持ち、本格的に生化学的な勉強を始めたというわけです。もう11年前のことになりますが。
●● で、そこから何か分かってきたこと、と言いますと?
野島 まずはっきりと分かったことは、サイエンスがたまたまこのミネラルを扱ってなかったという事実です(笑)。
早い話、ミネラルについては科学のメスがほとんど入っていなかったということですね。しかし今後何年間かの間に、この状況は大きく変わっていくはずです。というのも、いまやヒトゲノム解析が終わり、いよいよタンパク質の研究が本格的に始まっていまして、その過程で間違いなく、ミネラルの働きと重要性が大きく注目されるだろうからです。
そうしたら、多くの科学者たちが微量元素(ミネラル)の重要性を、遺伝子との関係で一挙に認識し始めるのではないでしょうか。
●● 野島さんは、一足早くミネラルに着目され、すでに大きな成果をあげておられるわけですが、他の医師や研究者の動きなどはいかがでしょう。
野島 私自身は本や講演などを通して、もうかなり前からミネラルの効果を発表していますし、そればかりかたくさんの臨床例も報告しています。また他の医師に話したりもしてはいるんですが、残念なことながら、医師たちは「ガンがミネラルで治るはずがない」と思っているんですよね。つまり入り口のところで立ち止まっていて、ほとんど聞く耳を持たない。それどころか、最初から敵意を抱いているようなところもある感じですね。
もっとも、ミネラルを摂取するだけでガンや糖尿病やアトピーなどが簡単に治ってしまったら、こんなにたくさんの病院も医者も必要なくなってしまいます。案外本音では、それを心配しているのかもしれませんね(笑)。
●● ミネラルの劇的な効果を社会に伝えていくためには、まずその理論的根拠を明確にすること、そして効果の臨床例をたくさんそろえることだと思いますが、この2つに関してはいかがでしょう。
野島 なぜミネラルが劇的な効果を発揮するのかという明快な理論的説明は、正直言って、これからの大きな課題になってくると思います。
しかしすでに明らかになっていることもいろいろありまして、例えばガンでは、ミネラルがNK細胞(ナチュラルキラー細胞)を正常化する上で大きな働きをしています。人間にはもともとガンを殺す機能があるわけで、そのアポトーシスを起こすには、微量元素が不可欠なんです。
このことを分子生物学的な立場からもう少し詳しくお話しますと、遺伝子がまず一次タンパクを作ります。一次タンパクとはまだほとんど名前もついていない酵素タンパクのことで、何十万種もあると言われています。この一次タンパクが数十個集まって、共同してさらに二次タンパクを作り、それらが本格的な代謝を行っているんです。
ところでこの一次タンパクは、それぞれ微量元素ミネラルを数個有しているのですが、タンパクの種類によっては、特有の微量元素ミネラルをもつものがあると考えられています。
つまり、約千個から五千個ものアミノ酸がペプチド結合で積み重なってできたタンパクには、その重要な部位すなわち作用基の要に、微量元素ミネラルを持っているわけです。で、もしこのミネラルが欠けますと、タンパクは構造的に不安定になり、その激しい分子運動に耐えられなくなる可能性があります。
タンパクの動きはまだあまり詳細には知られていませんが、タンパクがやってくれている重要な仕事の一つに触媒作用があり、タンパクは絶えず激しく運動して代謝しています。で、1秒間に1万回も激しい分子振動をしているタンパクがミネラルを欠くと構造変化が生じてしまい、本来の触媒機能を発揮することができません。そしてそこから、さまざまな異常が発生してくるわけですね。
●● となると、ますます「タンパク研究」が期待されることになりますね。
野島 そうです。ミネラルの役割をエネルギー代謝という側面から説明してみますと、細胞は植物から得た栄養素、有機化合物によって細胞呼吸をし、アデノシン三リン酸という化学エネルギーを作り出し、それを酵素がさらに分解する際に発生するエネルギーが、細胞の活動に使われます。つまり、いくらエネルギーの素があっても、酵素の働きが活発でなければ、細胞の活動源になるエネルギーは得られないことになります。
いまお話しましたように、エネルギーを発生させるために、酵素は1秒間に1万回以上も振動しています。そしてその原動力となっているのが、微量ミネラルというわけです。
●● もう一つの問題である「ミネラルによる劇的な治療効果」は、これまでにどれくらいの事例があるのですか。
野島 そうですね、事例としてはたぶんもう5000くらいはあると思います。もちろんそのすべてに劇的な効果があったとは言えませんが、ちなみにガンでは、かなりの患者さんが治っています。
いま書店に行きますと「ガンが治る」といった本がたくさん並んでいますが、確かにガンが治ったとしても、問題はその比率であって、果たしてどれくらいの割合でガンが治っているのか。5%と20%、80%では全く意味が違ってきますからね。
●● ミネラルの場合は、どれくらいの比率でガンが治っているんでしょう。
野島 「改善した」ということであれば、100パーセントです。完治となるとそうはいきませんが、他の方法と比べて比率が圧倒的に高いことだけは確かです。
ガンの場合は、なかなかミネラルだけで治そうという人はおりませんでして、多くの場合、病院でガン治療を受けながら、並行してミネラルも摂取するというやり方です。病院では抗ガン剤の投与や放射線治療などが行われますが、実はその副作用が大変で、それでおかしくなってしまうことが多々あるんですね。
しかしミネラルを摂取すれば、免疫力がぐーんと高まり、痛みや転移、再発の防止などにも大きな効果がありますから、病院治療と併用することにより、みなさんともかなりの効果を実感してくれているようですね。
●● 「ガンが治る」といった言い方をしますと、ミネラルがあたかもクスリであるかのような印象をもたれますが、ミネラルはタンパクや細胞の異常を正常化させ、その結果自然治癒力が高まって、自分の体が自動的にさまざまな病気を解決してくれるということですね。
野島 その通りです。「超ミネラル」を摂取しますと、ガンや糖尿、アトピー等々に限らず、ほとんどの病気がちゃんと治ってしまいます。そのような数多くの治療経験を経た結果、私は人体のメカニズムについて、実はこのように考えているんですよ。
つまり生物は、そもそも病気を治す能力をもっているものだけしか生き延びてこなかったんじゃないかということです。要するに、いま存在している生き物というのは、すべて自らの内に「自己治癒力」が備わっていて、だからたとえ病気になっても、自らの力で治すことができると私は考えているんです。
生物が本来、無駄な遺伝子を一切もっていないとしたら、ガンの遺伝子も糖尿病の遺伝子も、生命を維持するために何らかの有用な働きをしているからこそ、体内に組み込まれていると考えざるをえません。
ここで問題なのは、ガンや糖尿病の遺伝子が存在することではなくて、その働きにコントロールの不具合が発生すること、それなんです。だから何よりも大事なことは、コントロールの機能をしっかりと維持することであり、そしてその機能を健全に維持してくれるのが、微量ミネラルというわけですね。
●● ところで、なぜミネラルがこんなにも不足するようになったのでしょう。
野島 それにお答えする前に、人体は自らの力でミネラルを作り出すことができませんから、ミネラルは外から摂取する以外にありません。つまり、人間を含めた生き物たちは、食べ物や水を通して、生命活動に不可欠なミネラルを摂取し続けなければならないわけです。
にもかかわらずいまの野菜には、ミネラルが非常にわずかしか含まれていません。昔の野菜に比べたら10分の1程度しか含まれていないと言われています。穀物も、昔に比べれば3分の1くらいしか含まれていないようです。ということは、いくら野菜や穀物をたくさん食べて満腹感を感じたとしても、ミネラルの摂取量としてはごくわずかということです。
●● それが病気の大きな原因ということになりますか。
野島 これまで病気の原因には、ストレスや大気汚染、水質汚染、食品添加物、ダニ、花粉、細菌、ウィルス等々が犯人として考えられてきましたが、それ以前のもっと根本的な原因として、ミネラル欠乏症が考えられます。これこそが本質的な原因であって、ストレスや環境汚染などは、二次的原因にすぎないと考えたほうがいいと思います。
私たちが健康に生きていくためには、タンパク質、脂肪、炭水化物に加え、ビタミンとミネラルを含めた五大栄養素の摂取が不可欠ですが、このなかでミネラルだけは、自分の体内で作り出すことができません。そして生命維持や健康維持に非常に重要なこのミネラルが体内に取り込めずにミネラル欠乏が生じるとき、体に異常が発生するわけです。
それくらい大事なミネラルというのに、医学の分野では、それが非常に微量であったために無視されてしまい、医学は有機化学の領域で一生懸命やってきたわけです。つまり、微量なものを切り捨てたところに、実は大きな落とし穴があった。そして医学は、ミネラルの重要性に気づかぬまま進んできたのです。
実は、病気の急速な増加と農業との間には、深いつながりがあります。日本の農業が近代化され、窒素、リン酸、カリの化学肥料が土に大量投与されるようになったころから、生活習慣病などが急に増加してきているんです。
●● 病気の多発は、農業との関係で見るとよく理解できるということですね。
野島 そうです。近代農業が土壌をおかしくし、その結果野菜や穀物からミネラルが摂取できず、だからこそいろんな病気が急増し始めたということです。
しかしそれが本当に理解されたとしたら、農業はまた元の姿に戻っていくはずです。つまり、ミネラルのことが分かったら農業が大きく変わって、肥料にミネラルを使い出す。そしたら一挙に病院が潰れていくでしょうね(笑)。
●● ミネラルを一言で言えば「身体に必要な金属元素」ということになると思いますが、まさに体はミネラルなくして正常に機能できないわけですね。
野島 自然界には92種類の元素が存在していますが、人間の身体もまたそれと同じ数の元素から成り立っています。そして人体は、原始の海に生物が誕生したころの海水の構成元素に近いものとなっています。その意味で人体は自然界の凝縮体とも言うべきものであって、たとえ微量ではあってもミネラルは不可欠なものなんですよ。そのなかで約30種類くらいが、生命を維持するうえで絶対に必要なミネラルと言われているんです。
●● その必要不可欠なミネラルが、大きく不足しているから、病気になる…。
野島 そうです。健康を維持するうえで、ミネラルはビタミンとともに極めて重要な役割を果たしていまして、ミネラルがどんな働きをしているかは、それが欠乏したとき起こる症状によって判断されます。ちなみに、カルシウムやリンが不足すると歯の発達障害や骨粗鬆症が起こり、出血が止まらなくなったりしますし、鉄やヨウ素が不足すると貧血、甲状腺ホルモンの機能障害などが起こります。
またマグネシウムの不足は骨の発育や形成異常、狭心症や腎不全などが起こり、セレンの不足は血流障害を引き起こします。そして亜鉛の不足が生殖機能障害や味覚器の発達障害を起こすことが分かってきています。
このほか、銅、マンガン、モリブデン、クロム、ナトリウム、カリウム、バナジウム、フッ素、ケイ酸、ニッケル、ヒ素、スズなどの働きもかなり詳しく分かってきていまして、これらのミネラルは、ほんの微量ではあっても、生命活動に非常に重要な役割を果たしているんですね。
●● それだけ重要なミネラルでありながら、いまの社会では食べ物や水から摂ることができなくなってしまっている。
野島 そうです。だから体が必要としているミネラルをキチンと摂取さえすれば、ほとんどの病気が、ちゃんと勝手に治ってくれるんですよ(笑)。
もしこのことがさらに科学的に解明されたなら、ここから医療革命が始まっていくはずです。そしてそれは、人類にとっての、大いなる希望になるでしょう。ですからその日を一日も早く迎えるためにも、私としてはさらなる研究と、臨床事例をもっとたくさん作っていきたいと思っているんですよ。
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