エコろじーシフト


もう一度「まえがき」…

繰り返しになってしまいますが、実はこのサイトを始める前、
つまり去年(2000年)の暮れ辺りから「エコろじーシフト」なる資料を作り、
その中の「まえがき」にちょっぴりと書いたものがありますので、
ついでにここに掲載させていただきます。

【まえがき】
 二一世紀を迎えて、いよいよ世の中がおかしくなってきました。そして不安がますます高まってきています。そんななか私たちは二〇〇一年を目前に『エコろじー』を創刊し、周囲の方々に「エコろじーシフト」を呼びかけてきました。
 「エコろじーシフト」とは、思い切ってこれまでの考え方(価値観)や社会システムに見切りをつけ、安心して暮らせる社会環境をみんなで作りだしていこうという試みです。これからいよいよ本格化しようとしている「大失業時代」の不安と混乱に備え、小さな「安心モデル」を作りあげることが急務と考えたからです。
 幸いにも「エコろじーシフト」の呼びかけは、あちこちでそれなりの波紋を呼び、そのたびにいろんな方々とお会いして「楽しい雑談」を繰り返してきました。
 しかしここまで輪(ネットワーク)が広がってしまいますと、さすがにたっぷりと雑談を楽しむ余裕もなくなってしまいます。そこで、心の中にあるものを吐き出すかたちで、以下のようなささやかな資料を作ってみました。
 その資料、最初のうちは必要に応じてコピーしてお渡ししていたのですが、いろんな方々から「20〜30部くらいほしい…」などと頼まれてしまいますと、やはり時間も手間もコストもばかにはなりません。そこで「未完の、中途半端な内容」ながら、大急ぎでここに小さな冊子としてまとめてみることにしました。
 以下の内容は「エコろじーシフト」のほんの一部にすぎません。ではあっても、これからの社会のあり方を考えるうえで多少は参考になるだろうと思います。というのも、それらは十分に実現可能な技術やシステムばかりだからです。

 考えてみれば、環境問題や社会システムのあり方などに関心を持つようになってから、すでに三〇年近くになります。その間、日本を飛びだして、外から日本の社会を客観視したり、また「たくぎん破綻」を迎えるまでは『たくぎん経営ガイド』の取材・編集を通して、世界の経済や金融システムの歪みを直視したりもしました。
 そんなプロセスにあって思ったこと、それは「エコノミー(経済最優先)社会はやがて破綻し、間違いなくエコロジーシフトせざるをえない時が来る!」という確信に近いものでした。つまり三〇年近く前に直観していたものが、実際に仕事で経済や金融問題に触れることにより、確信めいたものに変わっていったのです。
 
 ややこしい話はやめましょう。とにかくこれからは「国家破産」をも含めて大変な時代になりそうです。これに対して政府や評論家たちは構造改革が不可欠と叫んでいますが、構造改革とはいったいどんな構造を指して言うのでしょう。言葉だけが先走りしている感じで、その内容が私たちにはほとんど見えてきていません。
 それに対して私たちは「エコロジーシフト」を呼びかけます。いえ、理念的に呼びかけるというよりは「論より証拠」で、これからみんなで作り出していくそのモデルを、より多くのみなさんに実際に見ていただき、そしてできればご参加いただきたいと思います。

『エコろじーシフト』呼びかけ人 稲田芳弘 
e-Mail inada@creative.co.jp

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